提携について説明するGDEPソリューションズの長﨑社長

GDEPソリューションズは29日、イスラエル企業のホワイトソース社と代理店契約を締結し、ホワイトソース社のソリューションシステムである「WhiteSource」を国内で初めて販売すると発表した。オープンソースソフトウェア(OSS)を利用しシステム開発を行う企業向けに販売を進めていく。

ソースコードが公開されているOSSは短期間でのリリースやコスト削減のため、システム開発に広く利用されている。一方で脆弱性のあるものが含まれるといった不具合や、知らないうちにライセンス違反を犯すといったリスクもある。

クラウド利用などによりコストを抑える(提供:GDEPソリューションズ)

「WhiteSource」では顧客のファイルの独自識別子(UID)を計算し、全UIDをクラウド上の同製品サーバーへ送付。脆弱性やバグの発見のほか、ライセンス条項との整合性も調べる。ソースコードは転送されない。データベースは300万コンポーネントと7000万のソースファイルから構成され、20以上のプログラミング言語をカバー。問題点解決のための解決オプション提示もある。

価格は年間契約で99万8000円~(税別)。クラウド利用などによりコストを抑えたという。GDEPソリューションズの長﨑敦司社長は、29日の記者発表会で「クラウドインフラ事業の一環として、ホワイトソースと提携した」と述べ、販売を促進していく方針を示した。

■ニュースリリースはこちら
http://www.gdep-sol.co.jp/?p=1454

リスク対策.com:斯波 祐介