2017/08/29
防災・危機管理ニュース
国土交通省は28日、7月の九州北部豪雨の流木被害が過去最大級であることを発表した。川の面積1km2あたりの流木量を算出。把握できる過去の災害の一般的な上限値である20倍にあたる2万m3/km2もの流木量も赤谷川で確認できたという。
過去の災害での発生流木量は1000m3/km2程度以下がほとんどだったが、九州北部豪雨では288渓流のうち134渓流で同数値を超える流木量だった。赤谷川においては2万m3/km2にも達するところがあり、同等の数値が出たのは2013年の伊豆大島の土砂災害のみ。これらの事象から九州北部豪雨は過去最大級の流木被害であると判断したという。
国交省では今後、流木被害の減少に向け、流木を確実に捕捉する透過型砂防堰(えん)堤の設置を進めるといった対策を推進していく。
■ニュースリリースはこちら
http://www.mlit.go.jp/report/press/sabo01_hh_000045.html
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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