複数の地点からスマートフォンで緊急告知、避難呼びかけ、安否呼びかけをライブ放送する“多元放送”機能を追加

SKY-NETWORK株式会社(本社:静岡市)は20日、自治体が発信する同報系防災行政無線(同報無線)放送や緊急告知放送を住民のスマートフォンへリアルタイムで流す広域Web放送システム「地域防災コミュニケーションネットワーク Regional Alert DIRECT(リージョナル アラート ダイレクト)」に、複数の地点からスマートフォンで緊急告知、避難呼びかけ、安否呼びかけをライブ放送する“多元放送”機能を21日に追加リリースすると発表した。

専用の放送設備は必要なく、場所を問わず複数の地点から自治会長や民生委員が携帯するスマートフォンで簡単に放送できる。放送者は自身の身の安全を守り避難しながらでも、自治区特有の避難基準や状況に応じ緊急放送をすることで、住民を安全に避難させることが可能となる。

7月の九州北部豪雨で大きな被害を受けた大分県日田市大鶴地区の上宮町集落では、市が避難指示を出す数時間前から集落独自の基準で避難を判断した自治会長が、自宅から告知放送システムを通じて各家庭に避難を呼びかけ住民をスムーズに避難させたことで、人的被害をゼロに抑えたと報告された。今回の多元放送機能の追加は、日田市での防災事例をいち早く取り入れたものという。

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(了)

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リスク対策.com:横田 和子