2017/08/21
防災・危機管理ニュース

文部科学省を中心とした政府の地震調査研究推進本部は18日、第54回政策委員会を開催した。地震調査研究の原則となる次期総合基本施策の検討を行う、「第3期総合的かつ基本的な施策に関する専門委員会(仮称)」の設置を決めた。2018年度に次期総合基本施策の作成を進め、2019年度から運用する。
現・総合基本施策である「新総合基本施策」は2009年に策定。2011年の東日本大震災を経て、2012年に改訂された。間もなく10年を迎えることから、現在は「新総合基本施策レビューに関する小委員会」において現・総合基本施策下での実績の精査や課題の洗い出しを行っている。
今年度は現・総合基本施策のレビューの審議、報告書のとりまとめを行うほか、第3期となる次期施策の検討のための専門委員会のメンバーを決める。2018年度に次期施策の内容を決定し、2019年度から運用を開始する計画。
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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