四国を流れる吉野川にかかる橋で振動モニタリングを実施

IMV株式会社は、ビルや公共施設、橋・トンネルなどインフラの状態を計測できる「長周期振動モニタリングシステム」の販売に注力する。対象物に機器を設置し、振動や傾きを計測。老朽化が進んでいる構造物の劣化診断に活用できる。

国立研究開発法人産業技術総合研究所で0.04Hzでの低周波振動検知が実証され、長周期地震動が正確に検知できることが確認されている。微動検知もできるので、地震観測のほか床振動の評価などにも使用が可能だ。

各ユニット間の同期用の専用回線を確保しているため、完全同期ができる。書き込み回数制限のないメモリーを搭載し、地震時に停電が起き電源を喪失しても、データは消滅しない。条件を設定し測定を開始すると、ホストとの接続が切断されても電源が確保されていれば観測を継続できる。

直列で接続しホストから電源を供給する場合、総長80m内で4台接続が可能。電源中継BOXを接続することで更にケーブルを延長し接続台数を増やすことができ、データマップを参考に、用途に対応したシステム構築ができる。

保護等級IP67の防水防じん構造で屋外でも設置でき、衝撃に強いので運搬、設置時の破損が軽減される。コンパクトなのでさまざまな場所に設置できる。

(了)

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リスク対策.com:横田 和子