災害停電時には非常用発電機から住友商事が運営する複数の周辺ビルへ電力を供給・融通する

住友商事は、東京都千代田区神田錦町二丁目の「(仮称)神田錦町二丁目計画」新築工事に5月1日から着手したと発表した。東京電力グループが進める、特定エリア内で複数の建物をつなぐ専用の電力ネットワークによって非常時に電力を融通する「プレミアムグリッドサービス」を導入する。災害停電時には、非常用発電機から住友商事が運営する複数の周辺ビルへ電力を供給・融通する。

大規模災害時には建物の一部を地域に開放し、周辺の帰宅困難者最大850人を受け入れ、周辺地域の防災機能を強化する。同サービスを活用したBCP(事業継続計画)対策用エネルギーサービスは国内初。

建設予定地は、東京電機大学神田キャンパスと神田警察署の跡地で、神田警察通りのほぼ中央に位置する約1haの敷地。地上21階・地下1階建のオフィスビルで、総事業費は1000億円超。同社の不動産事業としては、過去最大規模だ。2020年3月末の竣工を予定している。

施設の低層部には飲食店舗を中心とした商業施設に加え、ライブやコンサートができる多目的ホールを設置。屋外イベントに利用できる合計3600m2超のオープンスペースがあり、地域の祭りなどにも場所を提供することで、地域の賑わいを創出する。

■ニュースリリースはこちら
住友商事
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=29969

東京電力
http://www.tepco.co.jp/ep/notice/pressrelease/2017/1415351_8662.html

(了)
 

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