小池知事(中央)は島しょ地域の安全へ火山対策の重要性を強調した

東京都は12日、今年度第1回伊豆諸島6火山防災協議会合同会議を都庁で開催。小池百合子知事のほか、青ヶ島村、八丈町、三宅村、大島町、新島村、神津島村から町村長(大島町は副町長)が出席した。伊豆大島・三宅村火山避難計画、八丈島・青ヶ島火山ハザードマップそして今年度事業計画を承認した。

伊豆大島・三宅島避難計画では来島者は島外避難。一般住民に関して伊豆大島は島内避難の場合もあるが、三宅島は島が円形で山頂噴火時はすべての居住地域に影響がおよぶと予想されることから、島外避難のみを想定する。島外避難の場合は自衛隊や海上保安庁の船のほか、都も民間の船を手配。東京港付近に避難所を確保する。同避難計画ではレベルを1~5に設定(レベル3は2段階)。一般住民はレベル4の居住地域に重大な被害を及ぼす可能性がある場合に避難準備、レベル5で避難となる。

今年度の事業計画では八丈島と青ヶ島で噴火警戒レベルの導入と避難計画の策定を、新島と神津島でハザードマップの作成を進める。小池知事は冒頭、「島しょ地域は頻繁かつ活発な火山活動がある。昨年は大島町で船舶による島外避難訓練を行ったが、今年度は11月に八丈町・青ヶ島村合同で訓練を行う」と述べた。

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