追加機能も多言語で表示する

アールシーソリューションは17日、訪日外国人旅行者が安心して旅行できるよう日本の災害情報を英語、中国語(簡体字/繁体字)、韓国語、日本語で表示するアプリ「Safety tips」に新機能を追加したと発表した。「熱中症情報」「事前学習」「緊急連絡先情報」などの機能を加えた。政府が目指す「2020年、訪日外国人旅行者4000万人」に向け、外国人の意見を取り入れ、デザインを一新した。

このアプリは観光庁監修のもと、同社が2014年に開発したもの。緊急地震速報や津波警報、気象特別警報が発表された際にプッシュ通知をするほか、いざという時に役立つリンク集などを提供している。

今回のアップデートでは、観光庁が外国人を集めて計12回のグループインタビューを実施し、その結果をもとに機能の向上と改善を行ったのは約30項目。色合いの変更やイラストの増加で、コンテンツも見やすくした。

熱中症情報は、日本の夏の暑さを知らない外国人が安全に旅行できるよう追加した。設定した地点で熱中症の危険が高まることが予測された際にプッシュ通知で知らせる。熱中症の危険度の解説や、屋内外にいる時の対応フローチャートも見ることができる。

事前学習は、震度・津波警報・気象警報・噴火警報・暑さ指数について、それぞれの危険度を解説。地震発生時や各種警報が発令された際にどのような行動を取ればいいのかを分かりやすく説明している。心肺蘇生法や止血、傷病者の搬送法もイラスト付きで解説する。

緊急時の連絡先として消防・警察の電話番号を表示し、どのような状況下で連絡するべきなのかを提示している。利用者の母国大使館の電話番号も表示。各番号をタップして電話をかけることができる。

今回新たに追加されたコンテンツも、英語、中国語、韓国語に対応。アプリ内の設定から言語の切り替えをすることが可能となった。

 

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https://prw.kyodonews.jp/opn/release/201703170010/

(了)