2017/03/14
防災・危機管理ニュース
アウトドアスポーツ用品メーカー大手のモンベルは9日、鳥取県大山町と「連携・協力に関する包括協定」を締結した。防災意識と災害対応力の向上や、自然体験の促進による環境保全意識の醸成に関することなどで連携・協力していく。これまで4つの自治体と同協定を締結しており、今回が5つ目となる。
大山町は2008年、豊かな自然環境の中でアウトドア・アクティビティを楽しめる同社推奨のフィールド「フレンドエリア」に登録している。同社は、カヤック、自転車、登山の3種目で海から山頂までを目指す大会「SEA TO SUMMIT」や、小説家で登山家の深田久弥氏の著書「日本百名山」(1964年)で紹介されている国内の100座のひとつ「大山」の登山イベント「モンベル・アウトドア・チャレンジ」を始め、大山町の自然を活かした連携事業を行ってきた。
今後は、野外体験を通じ、子どもたちの生き抜いていく力の育成や自然体験の促進による健康増進、地域の魅力発信とエコツーリズムの促進による地域経済や農林水産業の活性化、高齢者、障がい者などの自然体験参加促進についても連携を強化していく。
同社は「包括協定を結んだ自治体と、今後さらに防災で協力していきたい。例えば、万が一災害などが起きた時、各自治体は同社が定めた一定基準の備蓄品を自治体間で支援することなどを視野に入れている」と話す。
■ニュースリリースはこちら
http://about.montbell.jp/release/disp.php?infomation_id=336
(了)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方