包括協定を締結した、鳥取県西部総合事務所・中山所長(写真左)、森田大山町長(写真右)、モンベルグループ代表・辰野勇氏(写真中央)

アウトドアスポーツ用品メーカー大手のモンベルは9日、鳥取県大山町と「連携・協力に関する包括協定」を締結した。防災意識と災害対応力の向上や、自然体験の促進による環境保全意識の醸成に関することなどで連携・協力していく。これまで4つの自治体と同協定を締結しており、今回が5つ目となる。

大山町は2008年、豊かな自然環境の中でアウトドア・アクティビティを楽しめる同社推奨のフィールド「フレンドエリア」に登録している。同社は、カヤック、自転車、登山の3種目で海から山頂までを目指す大会「SEA TO SUMMIT」や、小説家で登山家の深田久弥氏の著書「日本百名山」(1964年)で紹介されている国内の100座のひとつ「大山」の登山イベント「モンベル・アウトドア・チャレンジ」を始め、大山町の自然を活かした連携事業を行ってきた。

今後は、野外体験を通じ、子どもたちの生き抜いていく力の育成や自然体験の促進による健康増進、地域の魅力発信とエコツーリズムの促進による地域経済や農林水産業の活性化、高齢者、障がい者などの自然体験参加促進についても連携を強化していく。

同社は「包括協定を結んだ自治体と、今後さらに防災で協力していきたい。例えば、万が一災害などが起きた時、各自治体は同社が定めた一定基準の備蓄品を自治体間で支援することなどを視野に入れている」と話す。

■ニュースリリースはこちら
http://about.montbell.jp/release/disp.php?infomation_id=336

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