太陽光パネルとバッテリーがセットになった「くまモン ナノ発電所」

里山エネルギー株式会社(本社:栃木県佐野市)は1日、「くまモン」をデザインに採用した、充電式バッテリーと40W太陽光発電パネルのセット「くまモン ナノ発電所」の販売を開始したと発表した。売り上げの一部をNPO法人エコロジーオンラインの活動を通して途上国や被災地の支援に活用する予定だ。

ナノ発電所は、ソーラーパネルを太陽に向けるとすぐに発電し、バッテリーは重量2.6kg、容量7万5000mAhでスマートフォン20台分の充電が可能な商品。曇りや雨の日などは、家庭用コンセントでも充電できる。

仙台市の補助制度「みんなで備えるMy発電補助制度」の対象商品に採択され、地球温暖化防止や防災・減災対策が見込まれるほか、非電化地域での小型電子機器への電源供給などに活用されている。今回の新シリーズは、バッテリーにくまモンのイラストを付けた。

同社代表取締役の上岡裕氏が理事長を務めるエコロジーオンラインが昨年、歌手の八代亜紀さんらと実施した、再生可能エネルギーによる熊本支援活動「にほんのうた熊本キャラバン」の際、くまモンと連携したことをきっかけに、製造を手がける株式会社システムトークスと共に企画した。

同社は国際協力機構(JICA)の「中小企業海外展開支援事業~基礎調査~」の採択を受け、マダガスカルで小規模エネルギー機器の販売・調査をしているため、売り上げの一部をマダガスカルの貧困層のエネルギー改善事業に活用することを検討している。

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