2017/02/02
ニュープロダクツ
里山エネルギー株式会社(本社:栃木県佐野市)は1日、「くまモン」をデザインに採用した、充電式バッテリーと40W太陽光発電パネルのセット「くまモン ナノ発電所」の販売を開始したと発表した。売り上げの一部をNPO法人エコロジーオンラインの活動を通して途上国や被災地の支援に活用する予定だ。
ナノ発電所は、ソーラーパネルを太陽に向けるとすぐに発電し、バッテリーは重量2.6kg、容量7万5000mAhでスマートフォン20台分の充電が可能な商品。曇りや雨の日などは、家庭用コンセントでも充電できる。
仙台市の補助制度「みんなで備えるMy発電補助制度」の対象商品に採択され、地球温暖化防止や防災・減災対策が見込まれるほか、非電化地域での小型電子機器への電源供給などに活用されている。今回の新シリーズは、バッテリーにくまモンのイラストを付けた。
同社代表取締役の上岡裕氏が理事長を務めるエコロジーオンラインが昨年、歌手の八代亜紀さんらと実施した、再生可能エネルギーによる熊本支援活動「にほんのうた熊本キャラバン」の際、くまモンと連携したことをきっかけに、製造を手がける株式会社システムトークスと共に企画した。
同社は国際協力機構(JICA)の「中小企業海外展開支援事業~基礎調査~」の採択を受け、マダガスカルで小規模エネルギー機器の販売・調査をしているため、売り上げの一部をマダガスカルの貧困層のエネルギー改善事業に活用することを検討している。
(了)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/12/24
-
-
-
能登の二重被災が語る日本の災害脆弱性
2024 年、能登半島は二つの大きな災害に見舞われました。この多重被災から見えてくる脆弱性は、国全体の問題が能登という地域で集約的に顕在化したもの。能登の姿は明日の日本の姿にほかなりません。近い将来必ず起きる大規模災害への教訓として、能登で何が起きたのかを、金沢大学准教授の青木賢人氏に聞きました。
2024/12/22
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
-
企業には社会的不正を発生させる素地がある
2024年も残すところわずか10日。産業界に最大の衝撃を与えたのはトヨタの認証不正だろう。グループ会社のダイハツや日野自動車での不正発覚に続き、後を追うかたちとなった。明治大学商学部専任講師の會澤綾子氏によれば企業不正には3つの特徴があり、その一つである社会的不正が注目されているという。會澤氏に、なぜ企業不正は止まないのかを聞いた。
2024/12/20
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方