災害時は避難所情報など地点に応じた情報を配信する(提供:NTTコミュニケーションズ)

NTT、NTTコミュニケーションズ、NTTアイティ、一般社団法人CiP協議会、鹿島建設と東急不動産が出資する特定目的会社のアルベログランデは16日、東京・港区の竹芝エリアにおいてデジタルサイネージとスマートフォンを通じた災害情報提供の実証実験を開始した。スマホには多言語で配信。3月中旬まで実施する。

災害発生時にウェブから取得した災害関連情報を、デジタルサイネージ用に変換し、竹芝エリアに置かれたデジタルサイネージに配信。また、同エリアのWi-Fiに接続されたスマホには、自動的に端末ごとに設定されている使用言語で表示される。日本語以外に英語、中国語、韓国語に対応する。一斉同時配信以外に、場所に応じた避難所情報など個別の配信も可能となっている。

竹芝エリアでは鹿島建設と東急不動産による39階建てビルが2020年に竣工予定。多くの外国人の訪問が見込めることから、実験に踏み切った。実験結果を今後の街づくり計画に反映させる。

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