災害用伝言ダイヤルは災害時の重要な緊急連絡手段となる(画像はイメージです)

NTT東日本とNTT西日本は11日、「災害用伝言ダイヤル(171)」と「災害用伝言板(web171)」の体験利用を15日9時~21日17時にかけて行うと発表した。災害時の安否確認手段としての周知を図る。

災害用伝言ダイヤルは電話のつながりにくい大規模災害時に設定され、「171」をダイヤルし、被災地の電話番号をキーにして、安否確認など伝言の録音や再生を行うもの。1995年の阪神・淡路大震災を教訓に1998年3月に開始された。同震災のあった1月半ばの「防災とボランティア週間」に、毎年体験利用期間が設定されている。体験利用では伝言蓄積数は1電話番号あたり20件、伝言録音時間は30秒で、伝言保存期間は体験利用期間終了まで。実際の災害時における蓄積数や録音時間、保存期間は規模によって異なる。

災害用伝言板はインターネットによる安否情報確認手段で、災害用伝言ダイヤルのほか携帯電話各社の伝言板とも連携している。伝言は1伝言あたり100文字以下のテキスト入力で行われ、登録可能件数は1電話番号あたり20件。保存期間は実際の災害発生時は最大6カ月だが、体験利用の場合は期間終了まで。

安否情報のやりとりを録音・再生で行う(提供:NTT東日本)

■災害用伝言ダイヤル(NTT東日本)
https://www.ntt-east.co.jp/saigai/

(了)