2015年に東京都内の各家庭に配布された「東京防災」を手がけたクリエイティブチームは、“食べられる”防災ブック「東京備食」を創刊、10月28日にクラウドファンディングで先行販売が開始された。

美味しいだけでなく災害時の栄養バランスも考慮したメニューを缶詰にして、「東京防災」チームの編集・デザインで本型に収めたもの。広尾などに店を構える「賛否両論」の店主・笠原将弘氏監修のもと、1食分が主食・主菜・副菜・汁物・デザートの5品目となっている。防災や備蓄に関する情報をまとめた冊子と、3食分(1食5品)の備蓄食で1セットとなっていて、本棚に備蓄することもできる。

 

「災害時に適した栄養素は何か、何が食べたくなるのか」を調査しメニューを考案している。カロリーは、成人が1日に必要とされる2000kcal。災害時にエネルギーを確保するため炭水化物・タンパク質が中心で、被災時に不足しがちな食物繊維・野菜も考慮し、ストレス軽減に効果的だという甘味も加えた。万人が食べやすいような味付け、食材を選んでいる。

「東京備食」クラウドファウンディングページ
https://readyfor.jp/projects/tokyo_bishoku

(了)