2016/11/18
ニュープロダクツ
AI(人工知能)を活用したサイバー攻撃対策プラットフォーム「Cybereason」を日本市場向けに提供するサイバーリーズン・ジャパン株式会社(本社:東京都港区)は11日、Cybereason Version16.7の提供を11月中旬に開始すると発表した。特定の企業や団体などを狙った標的型サイバー攻撃への対策機能を強化する。
今回強化策として提供を開始するのは、攻撃プロセスの実行を自動的にブロックする機能と、不正なプログラムに感染したエンドポイントをネットワークから隔離する機能。
自動ブロック機能は、ファイルハッシュ値を基に攻撃を検知して、攻撃プロセスの実行前にブロックすることで侵入を自動的に阻止。攻撃のリトライを監視して、再侵入を防御する。
ネットワーク隔離機能は、不正なプログラムに感染したエンドポイント(ネットワークに接続されたパソコンやサーバーなど)を、ネットワークから論理的に隔離する。攻撃を即時遮断して被害の拡大を防止すると同時に、攻撃の痕跡データを残したまま、遠隔操作で安全にフォレンジック分析やインシデント対応することができる。
これらの提供開始と同時に、顧客の「Cybereason」の利便性を向上させるために管理画面を日本語化するほか、Linux(R)プラットフォームにも対応。従来のWindows(R)とmacOSに加えて、新たにLinuxプラットフォーム(Red Hat Enterprise Linux6.5以降、CentOS6.5以降)を監視対象とすることができるようになる。顧客のあらゆるプラットフォーム環境においても、標的型サイバー攻撃の検知と対処が可能だ。
2017年1月以降には、ランサムウエアを検知する機能を強化する予定。既知のランサムウエアだけでなく、機械学習を活用した振る舞い検知により未知のランサムウエアを検知し、被害が発生する前に阻止することができるようになる。既知および未知の95%以上のランサムウエアを検知することが可能になる。
(了)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
防災教育を劇的に変える5つのポイント教え方には法則がある!
緊急時に的確な判断と行動を可能にするため、不可欠なのが教育と研修だ。リスクマネジメントやBCMに関連する基本的な知識やスキル習得のために、一般的な授業形式からグループ討議、シミュレーション訓練など多種多様な方法が導入されている。しかし、本当に効果的な「学び」はどのように組み立てるべきなのか。教育工学を専門とする東北学院大学教授の稲垣忠氏に聞いた。
2025/04/10
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/04/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/04/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方