株式会社主婦の友社(本社:東京都文京区)は、「1台7役 蓄電できる防災レスキュー そなえ君SUPER」を2日に発売したと発表した。

東日本大震災の4カ月後の2011年7月に、災害時に重要な「情報の確保」「電源の確保」ができる7つの機能がついた手回し式の充電LEDライト「1台7役 手回し充電ライト 携帯レスキュー そなえ君」を発売。その後継品として従来の機能に加えて、暗闇でも視認できる蓄光素材への変更や、ライトの明るさアップ、最新のスマートフォンに対応した充電機能など、パワーアップしている。

室内自然光で2時間蓄光すると発光は6時間程度、白色電球では蓄光2時間で9時間程度発光する。

蓄光して発光する

白色LED3連ライトは、従来品の25%アップの10,000mcd~120,000mcdと明るくなった。寿命は約1万時間。

スマホは、「iPhone5」「iPhone6」「iPhone7」「Android」「FOMA/3G」にも対応し、各機種に対応したコネクタとUSBケーブルを使用して充電する。

USB充電用ケーブルでパソコンに接続して充電ができる。1分間に120回(2回/秒)の速さで手回し充電ハンドルを3分間程度回すと、LEDライトが15分程度、ラジオが7分程度、サイレンが3分程度、携帯電話の通話は1~3分程度、待機は15分程度など、最低限の充電ができる。

白色LED3連ライト

PCなどのUSBから2~3時間でフル充電となり、LEDライトが8時間程度、ラジオが3時間程度、サイレンが2時間程度使え、携帯電話が充電率の約10~20%上昇を見込める。

エレベーターに閉じ込められたとき、声を出したくても出せないときなど、遠くの人に存在を知らせるサイレンがついていて、サイレン用ボタンを押すとライトも点滅する。

AMラジオのボタンは「左」、FMラジオのボタンは「右」に配置。選局と音量もそれぞれ大きくしたいときは右側のボタン、小さくしたいときは左側のボタンというように、暗闇でも感覚的に操作できるようになっています。イヤホンジャックが付いている。

サイズは、本体約幅52mm×奥行き125mm×高さ42mm。重量は120g。価格は2,980円+税。B5判の小冊子「最新防災BOOK」がついている。

4月の熊本地震、10月の鳥取中部地震と、今年に入り大型地震に見舞われている日本列島は、今後も首都直下型地震や南海トラフ地震といった未曾有の大地震がいつ起きてもおかしくない状況。同社では、「災害時の情報確保」「長期的な安全の確保」のために、ひとり1台備えてほしいと企画した。

(了)