ITセキュリティの製品・サービス・人材支援をワンストップで提供する株式会社セキュアソフト(本社:東京都渋谷区) は18日、パソコンのインターネットアクセスを安全に使用するためのソフトウェア「SecureSoft mamoret」を12月19日から販売開始すると発表した。

1台のパソコン上にインターネットブラウジング専用環境を生成し、一般業務を行うローカル環境と完全に分離することでランサムウェア等のマルウェアからパソコンを守るソリューション。

 

管理サーバは不要で、パソコンにmamoretをインストールするだけで利用できる。Webメールの添付ファイルはmamoret内で実行させるため、ローカル環境は安全だ。初期化機能によりクリーンな状態をキープする。Windows 7 / 8.1 / 10、Internet Explorer 8/9/10/11に対応(今後、他ブラウザにも対応予定)。 価格は、1ユーザ年間使用料9000円(税抜)。

ウィルスチェックソフトのみに頼り標的型攻撃等の未知脅威対策製品を導入できていない企業や、金融機関・医療機関などのインターネットアクセス環境分離を検討している企業、 ルール上インターネットアクセスを制限されている企業(コールセンター等)、Internet Explorer 8/9/10などの保守対象外ブラウザを使用している企業など、VDI導入検討中の顧客を中心に、3年間で5億円の販売を目指す。

同社では、昨年の年金機構に代表されるインターネット経由での情報流出の課題を解決するべく、従来のセキュリティ対策とは全く異なるコンセプトで重要情報とインターネットアクセス環境を完全に分離するソリューションとして、SecureSoft i-コンテナを今年3月に発表した。顧客によってはSecureSoft i-コンテナの強力な内部統制機能は不要で、インターネットブラウジングのみ分離環境で利用したいとの要望が多数あり、パソコンの設定のみで安全にインターネットが利用可能なソリューションを開発した。

(了)