写真を拡大 迷惑電話・SMSと判断される着信の場合、警告表示がなされる(出典:KDDIニュースリリース)

KDDIと沖縄セルラーは4日、詐欺などの対策として迷惑電話やSMSの着信があった際にスマートフォンに警告表示するサービス「迷惑メッセージ・電話ブロック」の提供を有料会員向けに開始した。会員でなくても30日間は無料で利用可能となっている。

auスマートパス会員(月額372円)もしくはauスマートパスプレミアム会員(同499円)が対象で、専用アプリをダウンロードすることで利用できる。警察や地方自治体からの情報提供のほか、トビラシステムズ(本社:愛知県名古屋市)が情報収集し構築した「迷惑電話番号データサービス」を使用、迷惑電話や迷惑SMSと思われる電話番号からの着信があった場合、画面に警告表示がなされる。

また公共施設や企業からの着信時には発信元の名称を自動表示する。これはトビラシステムズの整備した事業者電話番号のデータベースにより行われるもので、電話帳に登録していない番号の発信元を探ることができる。

最近は架空請求や振り込め詐欺のほか、宅配業者を装った偽SMSの配信も増加。警察庁の調べでは2018年の特殊詐欺被害は363億9000万円、件数は1万6496件にものぼる。KDDIでは高齢者を中心にサービスの幅広い利用を見込んでいる。

■ニュースリリースはこちら
http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/06/04/3845.html

(了)

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