避難所での想定使用例。頭部はフードで覆われる

旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツは6日、寒冷地での災害時にも対応する寝袋である「デュポン タイベック ソフトウェア ESB(緊急避難用寝具 寝袋タイプ)」を発売したと発表した。価格の目安は2500~3000円。トラスコ中山やモノタロウなどを通じて販売される。

写真を拡大 サーモグラフィを用いたESB単体と毛布の比較(右)とESBと毛布の組み合わせと寒冷地用対策寝袋との比較

旭・デュポンでは2018年の北海道胆振東部地震をきっかけに、保温性に優れ備蓄もしやすい寝具の開発に取り組み、冬の避難所での寒さ対策を研究する日本赤十字北海道看護大学災害対策センター長 薬学博士の根本昌宏氏との共同開発で同商品を完成させた。特徴は高密度ポリエチレン不織布にアルミニウムを蒸着させたタイベックシルバーを用い、外への放射熱を抑えて保温性を確保しつつ、防水と透湿の性能も持ち合わせたこと。頭部にはフードも付いている。毛布と組み合わせて利用できる。

サイズは縦185cm+フード32cm、横95cmだが、たたむと縦25cm、横12cm、高さ7cmまで小さくなる。このため備蓄の場所もとらない。感染症対策や衛生面から使い切りでの使用を想定。また災害時のみでなくアウトドアや野外イベントでの利用も見込まれる。

■ニュースリリースはこちら
https://www.atpress.ne.jp/news/176134

■商品詳細はこちら
https://www.tyvek.co.jp/lp/tyvek_esb.php

(了)

ご担当者様へ:
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp

リスク対策.com:斯波 祐介