ウクライナ北東部スムイ市に24日、ロシア軍によるミサイル攻撃があり、子供17人を含む88人が負傷した。現地メディアが伝えた。集合住宅や学校が被害を受けたが、生徒の多くは避難して無事だった。
 攻撃は、米国とロシアがサウジアラビアで「部分停戦」を協議している当日に起きた。
 同市を州都とするスムイ州は、ウクライナ軍が昨年夏から越境作戦を続けてきたロシア西部クルスク州と隣接。ロシアは占領地をほぼ奪還したが、プーチン大統領は逆にスムイ州に攻め込んで「緩衝地帯」を創設するよう命じており、戦闘は激しさを増している。 
〔写真説明〕24日、ウクライナ北東部スムイで、攻撃を受けた住宅から避難する女性=非常事態庁提供(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)