2025/03/24
防災・危機管理ニュース
岡山、愛媛両県で山火事が相次ぎ、24日午後までに、両県の計1748世帯3478人に避難指示が出された。岡山県は同日、全て解除。愛媛県では消防団員1人が消火活動中に転倒し軽傷を負った。
愛媛県今治市では23日午後3時50分ごろ、同市長沢の山中で出火していると119番があった。隣接する西条市方面に延焼し、両市は付近の計1345世帯2585人に避難指示を出した。県災害対策本部によると焼損面積は24日午後2時35分時点で約145ヘクタールに達した。
岡山市では23日午後3時ごろ、同市南区飽浦の山林から出火。市災害対策本部によると、民家と倉庫の計6棟を焼いたほか、同区と隣接する玉野市の一部で計約250ヘクタールが延焼した。岡山市は同日、403世帯893人に避難指示を出したが、延焼の危険性が低くなったと判断し、24日午後5時半にすべて解除した。市は引き続き鎮圧に向け消火活動を続けている。
自衛隊ヘリも両県に出動し、地元消防と協力して消火に当たっている。
〔写真説明〕白い煙が立ち上る、火災が発生した山林=24日午前、岡山市
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/03/25
-
-
全社員が「リスクオーナー」リーダーに実践教育
エイブルホールディングス(東京都港区、平田竜史代表取締役社長)は、組織的なリスクマネジメント文化を育むために、土台となる組織風土の構築を進める。全役職員をリスクオーナーに位置づけてリスクマネジメントの自覚を高め、多彩な研修で役職に合致したレベルアップを目指す。
2025/03/18
-
ソリューションを提示しても経営には響かない
企業を取り巻くデジタルリスクはますます多様化。サイバー攻撃や内部からの情報漏えいのような従来型リスクが進展の様相を見せる一方で、生成 AI のような最新テクノロジーの登場や、国際政治の再編による世界的なパワーバランスの変動への対応が求められている。2025 年のデジタルリスク管理における重要ポイントはどこか。ガートナージャパンでセキュリティーとプライバシー領域の調査、分析を担当する礒田優一氏に聞いた。
2025/03/17
-
-
-
なぜ下請法の勧告が急増しているのか?公取委が注視する金型の無料保管と下請代金の減額
2024年度は下請法の勧告件数が17件と、直近10年で最多を昨年に続き更新している。急増しているのが金型の保管に関する勧告だ。大手ポンプメーカーの荏原製作所、自動車メーカーのトヨタや日産の子会社などへの勧告が相次いだ。また、家電量販店のビックカメラは支払代金の不当な減額で、出版ではKADOKAWAが買いたたきで勧告を受けた。なぜ、下請法による勧告が増えているのか。独占禁止法と下請法に詳しい日比谷総合法律事務所の多田敏明弁護士に聞いた。
2025/03/14
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方