生成AI(人工知能)に関する国際ルールを協議する先進7カ国(G7)の枠組み「広島AIプロセス」に賛同する国・地域の会合が28日、東京都内で終了した。急速に進化するAI技術や国際的な利用状況への理解を深めるため、AI開発企業や国際機関と意見交換する組織「パートナーズコミュニティ」を設置することを決めた。安心・安全で信頼できるAIの活用に向け、友好国間の連携を強化する。
 同プロセスの賛同国・地域でつくる「フレンズグループ」の対面会合は初めて。新組織には現時点で経済協力開発機構(OECD)や世界銀行を含む国際機関のほか、米国のオープンAIやマイクロソフト、日本のNTTやKDDI、ソフトバンクといった企業が参加を表明。企業などは今後、フレンズグループの会合に出席し、それぞれの知見や取り組みを共有する見通しだ。 

(ニュース提供元:時事通信社)