昨年1年間にスマートフォンや携帯電話を使いながら自動車を運転する「ながら運転」が要因となった死亡重傷事故件数が、前年比14件増の136件に上り、統計の残る2007年以降で最多となったことが27日、警察庁のまとめで分かった。自転車も前年比2件増の28件で、ともに前年のワースト記録を更新した。
 ながら運転を巡っては、自動車の死亡重傷事故が105件だった19年に厳罰化され、翌年に66件に減少したものの、21年には増加に転じていた。自転車については、昨年11月に罰則が強化されている。同庁はスマホやアプリの普及が背景にあると分析している。 

(ニュース提供元:時事通信社)