【台中時事】台湾の消防当局によると、中部・台中市の新光三越百貨店12階の飲食店街で13日午前、爆発が起きた。4人が死亡し、24人が重軽傷を負った。ガス爆発とみられる。
 青木一彦官房副長官は13日の記者会見で、「現時点までに邦人の生命、身体に被害が及んでいるという情報には接していない」と述べた。
 台中市消防局が通報を受けたのは午前11時半(日本時間午後0時半)ごろ。百貨店ビルは地上14階建てで、12階の飲食店街は爆発当時は営業しておらず、改装中だった。台湾のテレビ局は、ビルの上層階が爆発する瞬間や、下の路上に物が散乱している様子を伝えた。
 現場は台中市中心部で、市庁舎の近く。台湾の中央通信社によると、爆発が起きた時間帯に執務中だった盧秀燕市長は記者団に「震動をはっきり感じた」と語った。
 新光三越は、台湾の新光グループと三越伊勢丹ホールディングス(HD)が共同運営している。 
〔写真説明〕13日、台湾中部・台中市の爆発が起きた百貨店(中央通信社提供)(AFP時事)
〔写真説明〕13日、台湾中部・台中市で爆発した百貨店の店内=消防当局撮影(中央通信社提供)(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)