2025/01/23
防災・危機管理ニュース
日本民間放送連盟(民放連)の遠藤龍之介会長は23日、記者会見し、中居正広さんの女性トラブルを巡る対応が批判されているフジテレビについて、「結果的に民放全体の不信感を招いている」と懸念を表明し、信頼回復のための取り組みを進めるよう要望した。
企業の間で同局でのCM放映を差し止める動きが急拡大する事態になっており、遠藤会長は「災害で全局に波及することはあったが、特定の局に限ったことは私の経験では初めて」と語った。
また、会見終了後にフジテレビ副会長の立場で応じた取材では、「フジテレビは傲慢(ごうまん)ではという意見がネットであふれている。『企業風土の改善が必要』ということで言うと、かなり根源的なことと言わざるを得ない」との認識を示した。
また、同日発表された中居さんの引退については「ご本人の判断なので申し上げることはない」としながらも、「今後、(フジの)調査委員会でさまざまなことをうかがう予定の1人。できれば真摯(しんし)に対応してほしい」と述べた。
〔写真説明〕定例記者会見で話す日本民間放送連盟の遠藤龍之介会長=23日午後、東京都千代田区
(ニュース提供元:時事通信社)

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