企業と従業員を守るための知識とケーススタディー
【月刊BCPリーダーズ】11月号

災害時に受ける影響は個人ごとに異なります。年齢、性別、心身の状態や家庭環境など、それぞれの事情による影響の濃淡は過酷な状況になるほど顕著に発現するでしょう。多様な個人へのきめ細かな寄り添いが求められる時代、どうすればそこに過不足なく対応できるのか、問いは企業防災にも投げかけられています。

 

組織としてできること・できないことがあるのはふまえつつ、企業防災も人間視点の見直しが必要です。本紙はその切り口を探るべく、さまざまな業種で防災・危機管理に携わる女性5人の匿名座談会を実施しました。災害備蓄の課題と改善点を中心に語り合った内容を、人への寄り添いの第一歩としてお届けします。

 

企業事例は、ランサムウェア攻撃の多発を受け、サイバーセキュリティーとBCPを磨く2社の取り組みを紹介。どこをどう守るのか、インシデント発生時にどう業務を継続するのか、業種特性による違いがあるとはいえ、脅威に立ち向かう姿勢と意識は共通です。そのイメージを、実践事例を通して共有します。