【ニューヨーク時事】米航空機大手ボーイングは28日、新規株式発行などを通じて総額190億ドル(約2兆9000億円)を調達すると発表した。賃上げ幅に不満を持つ労働組合によるストライキの長期化で機体生産が停滞していることを踏まえ、財務基盤の立て直しを図る狙いがある。
 発表によると、普通株9000万株を売り出すことが柱。米ブルームバーグ通信によると、増資額は上場企業としては過去最大級になるという。ボーイングは15日、最大250億ドルの資金調達計画を発表していた。 
〔写真説明〕ボーイング社のロゴ(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)