2014/07/02
防災・危機管理ニュース
BSIグループジャパンはこのほど、金融系プライベート・クラウドサービスなどのITサービス事業を展開するイースティルに対し、国際規格であるISO22301(事業継続マネジメントシステム)、ISO27001(情報セキュリティマネジメント)、ISO20000(ITサービスマネジメント)の3規格同時認証を実施した。3規格を同時に認証取得したのは国内初(BSIグループジャパン調べ)。ISO27001とISO20000は統合審査として実施したため、より効率的なシステム構築と認証取得を実現した。認証登録日は5月20日。対象組織は全て株式会社イースティル。審査登録対象範囲は以下の通り。
ISO22301/金融系顧客向けプライベート・クラウドサービスの提供。ISO27001/金融市場系ASPサービス、金融ITソリューションサービス、金融系電気通信サービス、金融系顧客向けプライベート・クラウドサービスの提供。ISO2000/金融系顧客向けプライベート・クラウドサービスの提供をサポートするためのITサービスマネジメントシステム。
イースティルは金融IT事業を創立以来手掛けており、従来から認証取得に準じる体制を構築していたが、一部に基準が文書化されていない部分や、記録の抜けなどがあったという。国際規格の認証により、中立な立場から評価されることで事業品質の強化を目指す。イースティル代表取締役社長の源口宏氏は、「長期的には、政府系などの認証が必要な入札において活用できることも期待している」と話している。
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