2024/10/05
2024年10月号 コンプライアンスの危機
企業と従業員を守るための知識とケーススタディー
【月刊BCPリーダーズ】10月号
人や組織が安全で自由な活動を行うために、社会にはさまざまなルールがあります。これらを順守するという意味を持つ「コンプライアンス」は、いわば安全で自由な活動基盤をつくるために必要不可欠な理念。ゆえにその徹底が叫ばれているわけですが、おかげで安全・自由に活動できるようになったと感じる人はどれくらいいるでしょうか。
企業活動の根幹を揺るがすような不正・不祥事がたびたび起きる一方、ちょっとした振る舞いが問題視され日常的に炎上する社会。窮屈になったけれど安全にも自由にもなっていないという印象のほうが、いまや強いのではないでしょうか。これほどコンプライアンスが叫ばれているのに、なぜ――。専門家のインタビューから探ります。
また、防災月間が終了し、あらためて今年の災害を振り返ると、異常気象の常態化と巨大地震の脅威を身近に感じます。防災・BCPの見直しに役立つトピックスとして、南海トラフ地震臨時情報に関する企業の対応を独自調査で分析。事例は首都圏における2つの帰宅抑制訓練を取り上げ、見えてきた課題を紹介します。
おすすめ記事
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
-
企業には社会的不正を発生させる素地がある
2024年も残すところわずか10日。産業界に最大の衝撃を与えたのはトヨタの認証不正だろう。グループ会社のダイハツや日野自動車での不正発覚に続き、後を追うかたちとなった。明治大学商学部専任講師の會澤綾子氏によれば企業不正には3つの特徴があり、その一つである社会的不正が注目されているという。會澤氏に、なぜ企業不正は止まないのかを聞いた。
2024/12/20
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/12/17
-
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/12/05
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方