2024/09/26
防災・危機管理ニュース
26日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に反発した。米ハイテク大手の好決算を背景に、半導体関連株が買われ、株価指数を押し上げた。終値は前日比1055円37銭高の3万8925円63銭と7月31日以来約2カ月ぶりの高値水準。東京外国為替市場では円安が進み、一時1ドル=145円17銭と約3週間ぶりの安値となった。
米半導体大手マイクロン・テクノロジーが25日発表した決算で好業績が示され、東京市場でも半導体製造装置メーカーや電子部品メーカーの株に買いが集まった。9月末の配当金を再投資する動きへの期待も高まった。
円安進行を受け、輸出関連株も買われた。訪日客消費の拡大を見込んで百貨店株の一角も急伸。東証プライム市場銘柄の96%が上昇し、日経平均は8月初旬の急落前の水準を回復した。市場関係者からは、7月までの株高を主導した「AI(人工知能)相場の復活」(国内証券)を期待する声も聞かれた。
東京外為市場では、米国の大幅利下げ観測後退を背景に米長期金利が上昇したことを受け、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となった。午後5時現在は145円02~03銭と前日比1円14銭の円安・ドル高。
〔写真説明〕上げ幅が前日比1000円を超えた日経平均株価の終値を示すモニター=26日午後、東京都中央区
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方