2024/09/26
防災・危機管理ニュース
【シリコンバレー時事】欧米メディアは25日、生成AI(人工知能)「チャットGPT」を手掛ける米オープンAIが、営利企業が経営を主導する組織再編を検討していると報じた。非営利法人(NPO)が監督・支配する現行体制を見直す。利益を追求しやすくし、投資を呼び込むことで潤沢な開発資金を確保するのが狙い。
オープンAIは、「人類のためのAI開発」を掲げ、その目的に沿って経営しているかをNPOが監督している。昨年にはアルトマン最高経営責任者(CEO)が一時解任され、退職を表明した幹部から安全対策を軽視したと指摘されるなど、企業統治のもろさが露呈した。組織再編で、こうした懸念に拍車が掛かる恐れがある。
再編案では、NPO自体は存続させるが、営利子会社に対する出資比率を過半から減らし、少数株主になる。投資家に分配する利益の上限も撤廃される。創業者の1人でありながら、株式を保有してこなかったアルトマン氏も株主になるという。
〔写真説明〕米オープンAIのロゴマーク
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方