【イスタンブール時事】イスラエルのネタニヤフ首相は4日の演説で、「近くても遠くても、全ての戦線で対抗する決意だ。われわれに危害を加えようとする者は重い代償を払う」と語った。イランで起きたイスラム組織ハマス最高指導者ハニヤ氏の暗殺などを受け、イランや親イラン勢力は近く対イスラエル報復攻撃を行うとみられており、これを強くけん制した。
 ネタニヤフ氏は「イランやその代理勢力は、テロによる抑圧でイスラエルを取り囲もうとしている」とイラン敵視を改めて強調した。地元メディアによると、ネタニヤフ氏は4日夜に軍首脳らを招集。米中央軍のクリラ司令官も5日にイスラエル入りし、予想される報復への対応などを協議する見通しだ。 
〔写真説明〕4日、エルサレムで演説するイスラエルのネタニヤフ首相(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)