2025/04/26
防災・危機管理ニュース
【イスタンブール時事】イランのメディアによると、南部バンダルアバスの港湾地区で26日、大きな爆発が起き、5人が死亡、700人以上が負傷した。政府報道官は化学物質が入ったとみられるコンテナが爆発したと指摘したが、詳細な原因特定には時間を要すると述べた。
ペルシャ湾に面するバンダルアバスはイランの主要積み出し港の一つで、原油精製所や海軍関連の施設などもある要衝。地元メディアは、爆発によって黒煙が激しく立ち上る様子を報じ、「港湾地区にある大半の建物や貨物が被害を受けた」と伝えた。
イランは中東各地で軍事的攻勢を強めるイスラエルと敵対し、イスラエルが関与したとされる破壊工作などが繰り返し起きている。ただ、今回の爆発との関連は伝えられていない。
〔写真説明〕黒煙が立ち上るイラン南部バンダルアバスの港湾地区=26日、国営イラン放送の映像より(AFP時事)
〔写真説明〕26日、大規模な爆発が起きたイラン南部バンダルアバスの港湾地区で、負傷者を搬送する人々(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)


防災・危機管理ニュースの他の記事
- イラン南部で爆発、5人死亡=700人超負傷、危険物コンテナか
- 「組織罰」実現、道半ば=海外では導入事例も―福知山線事故遺族ら活動
- 安全対策進むも、絶えぬ事故=福知山線脱線20年
- 断層動いた領域の南北も注意=ミャンマー地震―東北大
- 避難所4000カ所に再エネ設備=35年度目標、6月決定へ―政府
おすすめ記事
-
備蓄燃料のシェアリングサービスを事業化
飲料水や食料は備蓄が進み、災害時に比較的早く支援の手が入るようになりました。しかし電気はどうでしょうか。特に中堅・中小企業はコストや場所の制約から、非常用電源・燃料の備蓄が難しい状況にあります。防災・BCPトータル支援のレジリエンスラボは2025年度、非常用発電機の燃料を企業間で補い合う備蓄シェアリングサービスを本格化します。
2025/04/27
-
自社の危機管理の進捗管理表を公開
食品スーパーの西友では、危機管理の進捗を独自に制作したテンプレートで管理している。人事総務本部 リスク・コンプライアンス部リスクマネジメントダイレクターの村上邦彦氏らが中心となってつくったもので、現状の危機管理上の課題に対して、いつまでに誰が何をするのか、どこまで進んだのかが一目で確認できる。
2025/04/24
-
-
常識をくつがえす山火事世界各地で増える森林火災
2025年、日本各地で発生した大規模な山火事は、これまでの常識をくつがえした。山火事に詳しい日本大学の串田圭司教授は「かつてないほどの面積が燃え、被害が拡大した」と語る。なぜ、山火事は広がったのだろうか。
2025/04/23
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/04/22
-
帰宅困難者へ寄り添い安心を提供する
BCPを「非常時だけの取り組み」ととらえると、対策もコストも必要最小限になりがち。しかし「企業価値向上の取り組み」ととらえると、可能性は大きく広がります。西武鉄道は2025年度、災害直後に帰宅困難者・滞留者に駅のスペースを開放。立ち寄りサービスや一時待機場所を提供する「駅まちレジリエンス」プロジェクトを本格化します。
2025/04/21
-
-
大阪・関西万博 多難なスタート会場外のリスクにも注視
4月13日、大阪・関西万博が開幕した。約14万1000人が訪れた初日は、通信障害により入場チケットであるQRコード表示に手間取り、入場のために長蛇の列が続いた。インドなど5カ国のパビリオンは工事の遅れで未完成のまま。雨にも見舞われる、多難なスタートとなった。東京オリンピックに続くこの大規模イベントは、開催期間が半年間にもおよぶ。大阪・関西万博のリスクについて、テロ対策や危機管理が専門の板橋功氏に聞いた。
2025/04/15
-
BCMSで社会的供給責任を果たせる体制づくり能登半島地震を機に見直し図り新規訓練を導入
日本精工(東京都品川区、市井明俊代表執行役社長・CEO)は、2024年元日に発生した能登半島地震で、直接的な被害を受けたわけではない。しかし、増加した製品ニーズに応え、社会的供給責任を果たした。また、被害がなくとも明らかになった課題を直視し、対策を進めている。
2025/04/15
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方