経済産業省は29日、2023年度末時点で全国の給油所数が前年度末比2.0%減の2万7414カ所と、29年連続で減少したと発表した。自動車の燃費が向上し、給油回数が減ったことなどが影響した。596カ所が廃止された一方、新設は47カ所と前年度の半分以下にとどまり、統計が残る1989年度以降で最少だった。
 都道府県別に見ると、給油所数が最も少ないのは194カ所の鳥取。前年度末から6カ所減り、全国で唯一、200カ所を下回った。前年度末からの減少幅が最も大きかったのは39カ所減った北海道。愛知や熊本も30カ所以上減った。 

(ニュース提供元:時事通信社)