北海道南西部と東北地方では29日午前、日本海から津軽海峡付近に延びる梅雨前線などの影響で断続的に雨が降った。夜には前線上の低気圧が北海道付近に進み、前線がやや南下する見込み。気象庁は大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。
 北海道八雲町では午前9時20分までの6時間雨量が53.0ミリ、伊達市では午前8時40分までの同雨量が44.5ミリとなった。山形、秋田両県では土砂災害などが起きやすくなっている所があるとみられ、厳重な警戒が必要という。
 30日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、東北の日本海側120ミリ、北海道の太平洋側100ミリ、北海道の日本海側とオホーツク海側、東北の太平洋側80ミリ。 

(ニュース提供元:時事通信社)