日本救急医学会は、熱中症の重症度分類を見直す。これまで、同学会は「熱中症診療ガイドライン2015」の中で、I度(軽症)、II度(中等症)、III度(重症)の3段階で重症度を分類してきたが、III度の中でも深部体温が40度以上に達し、意識がなかったり、もうろうとしたりしている状態の患者は「最重症群」と分する。具体的な表記は検討中だが、現在推敲中の「熱中症診療ガイドライン2024」に盛り込む予定だ。