【ニューヨーク時事】週明け15日のニューヨーク株式相場は、トランプ前大統領の銃撃事件を受けて同氏が11月の大統領選で勝利するとの見方が強まったことから、4営業日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比210.82ドル高の4万0211.72ドルと、約2カ月ぶりに史上最高値を更新して終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は74.12ポイント高の1万8472.57で引けた。
 トランプ氏が大統領に返り咲けば各種規制が緩和されるとの思惑から、金融や医療保険などの銘柄が上昇。「メキシコ国境の壁建設工事が増えるという観測」(日系大手証券)を背景に、建機メーカー株も買われた。気候変動対策の後退が見込まれ、石油企業が値上がりした一方で、再生可能エネルギー関連銘柄は下落した。 
〔写真説明〕ニューヨーク証券取引所=米ニューヨーク(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)