【シリコンバレー時事】西部劇映画「ラスト」の撮影現場で2021年に起きた銃誤射による死亡事故で、米西部ニューメキシコ州の裁判所は12日、過失致死罪に問われた主演俳優アレック・ボールドウィン被告に対する訴えを棄却した。被告側が、検察による証拠隠蔽(いんぺい)があったと主張し、判事がこれを支持した。
 報道によると、判事が「棄却が唯一の正当な救済策だ」と述べると、ボールドウィン被告は顔を両手で覆い泣き崩れた。有罪になった場合、最長で禁錮1年6月を言い渡される可能性があった。同じ罪状で再び審理はできないという。 
〔写真説明〕12日、米西部ニューメキシコ州サンタフェで、裁判所の判断を聞くボールドウィン被告(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)