2024/06/22
防災・危機管理ニュース
斎藤健経済産業相は22日、北海道苫小牧市を訪れ、二酸化炭素(CO2)を回収して地下にためる「CO2の回収・貯留(CCS)」技術の実用化に向けた実証試験施設を視察した。斎藤氏は視察後に記者会見し、2030年までの商用化を目指すCCS事業について「早急に支援制度の在り方を検討していかなければならない」と述べた。
視察したのは、CO2を液化して運ぶ輸送船と、地下への貯留を行っている施設。視察後、苫小牧市の岩倉博文市長らと意見交換した。斎藤氏は「苫小牧市の取り組みは脱炭素を目指す地域の模範になる」と強調。実証で得られた知見を生かし、事業環境の整備に取り組む考えを示した。
〔写真説明〕二酸化炭素(CO2)の貯留を行っている実証施設を視察する斎藤健経済産業相(左)=22日午後、北海道苫小牧市
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/12/24
-
-
-
能登の二重被災が語る日本の災害脆弱性
2024 年、能登半島は二つの大きな災害に見舞われました。この多重被災から見えてくる脆弱性は、国全体の問題が能登という地域で集約的に顕在化したもの。能登の姿は明日の日本の姿にほかなりません。近い将来必ず起きる大規模災害への教訓として、能登で何が起きたのかを、金沢大学准教授の青木賢人氏に聞きました。
2024/12/22
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
-
企業には社会的不正を発生させる素地がある
2024年も残すところわずか10日。産業界に最大の衝撃を与えたのはトヨタの認証不正だろう。グループ会社のダイハツや日野自動車での不正発覚に続き、後を追うかたちとなった。明治大学商学部専任講師の會澤綾子氏によれば企業不正には3つの特徴があり、その一つである社会的不正が注目されているという。會澤氏に、なぜ企業不正は止まないのかを聞いた。
2024/12/20
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方