【ソウル時事】韓国政府は20日、声明を出し、ロシアと北朝鮮の両首脳による「包括的戦略パートナーシップ条約」署名を「深く憂慮し糾弾する」と表明した。米韓同盟や日米韓3カ国の安全保障協力の強化で対応すると強調。ロシアをけん制するため、ウクライナへの武器支援を検討することを明らかにした。
 大統領府高官は記者会見で、ロシアの侵攻を受けるウクライナに殺傷能力のある兵器を支援しないというこれまでの方針について「再検討する」と語った。対ロ輸出統制の対象に新たに243品目を指定し、計1402品目を制裁対象にすると明らかにした。 
〔写真説明〕19日、歓迎宴で乾杯する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(奥中央右)とロシアのプーチン大統領(同左)=平壌・木蘭館(朝鮮通信・時事)

(ニュース提供元:時事通信社)