2024/05/23
ニュープロダクツ

ソニーサーモテクノロジーは、首元に装着し、本体が接触した体の表面を直接冷やしたり温めたりできるウェアラブルサーモデバイスキット『REON POCKET 5(レオンポケットファイブ)』を販売する。「REON POCKET」シリーズの第5世代モデルで、従来品に比べて駆動時間が延び、吸熱性能が向上したほか、行動や環境に合わせた冷温の自動切り替え機能が強化されたもの。
同製品は、新たな設計で大型化したサーモモジュールと、新たな構造の放熱ファンを搭載。これによって冷却効率と放熱風量が向上し、従来比最大約1.5倍の吸熱性能を実現している。また、「COOLレベル5」が新たに使用可能となったほか、「COOLレベル4」の駆動時間が従来比最大約1.8倍の約7.5時間に延長された。さらに、本体から発生する動作音が最大約5分の1に低減して静音性も大きく向上した。
同製品では、「REON POCKET」本体の制御をさらにスマートにするウェアラブルデバイス「REON POCKET TAG」のソフトウェアがアップデートされ、直射日光の検知が可能。これにより、冷/温を自動で切り替えられる機能「SMART COOL⇔WARM MODE」で、環境変化に合わせた温度調節にかかる時間が最大約3分の1に短縮された。さらに、同製品の本体と「REON POCKET TAG」に搭載された計8個のセンサーを活用することで温度制御の精度が向上し、「SMART COOL⇔WARM MODE」の場合、最長約10時間の使用が可能となった。
そのほか、同製品では、本体の熱を逃がす付属のエアフロ―パーツとして、ビジネスシーンとカジュアルシーンに合わせた2種類を用意。ビジネスシーン向けには首や背中の形状に合わせて襟の高さまで伸びた形状、カジュアルシーン向けには低い襟元に合わせた短い形状とし、いずれも目立たず効率的に排気できるものとした。
別売アクセサリーでは、軽量ながらクッション性に優れ、本体やアクセサリーを外部の衝撃からしっかり守る専用ケース『RNPC-1』を販売する。エアフロ―パーツを装着したまま収納可能で、付属部品や関連商品も収納できる。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
自社の危機管理の進捗管理表を公開
食品スーパーの西友では、危機管理の進捗を独自に制作したテンプレートで管理している。人事総務本部 リスク・コンプライアンス部リスクマネジメントダイレクターの村上邦彦氏らが中心となってつくったもので、現状の危機管理上の課題に対して、いつまでに誰が何をするのか、どこまで進んだのかが一目で確認できる。
2025/04/24
-
-
常識をくつがえす山火事世界各地で増える森林火災
2025年、日本各地で発生した大規模な山火事は、これまでの常識をくつがえした。山火事に詳しい日本大学の串田圭司教授は「かつてないほどの面積が燃え、被害が拡大した」と語る。なぜ、山火事は広がったのだろうか。
2025/04/23
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/04/22
-
帰宅困難者へ寄り添い安心を提供する
BCPを「非常時だけの取り組み」ととらえると、対策もコストも必要最小限になりがち。しかし「企業価値向上の取り組み」ととらえると、可能性は大きく広がります。西武鉄道は2025年度、災害直後に帰宅困難者・滞留者に駅のスペースを開放。立ち寄りサービスや一時待機場所を提供する「駅まちレジリエンス」プロジェクトを本格化します。
2025/04/21
-
-
大阪・関西万博 多難なスタート会場外のリスクにも注視
4月13日、大阪・関西万博が開幕した。約14万1000人が訪れた初日は、通信障害により入場チケットであるQRコード表示に手間取り、入場のために長蛇の列が続いた。インドなど5カ国のパビリオンは工事の遅れで未完成のまま。雨にも見舞われる、多難なスタートとなった。東京オリンピックに続くこの大規模イベントは、開催期間が半年間にもおよぶ。大阪・関西万博のリスクについて、テロ対策や危機管理が専門の板橋功氏に聞いた。
2025/04/15
-
BCMSで社会的供給責任を果たせる体制づくり能登半島地震を機に見直し図り新規訓練を導入
日本精工(東京都品川区、市井明俊代表執行役社長・CEO)は、2024年元日に発生した能登半島地震で、直接的な被害を受けたわけではない。しかし、増加した製品ニーズに応え、社会的供給責任を果たした。また、被害がなくとも明らかになった課題を直視し、対策を進めている。
2025/04/15
-
-
生コン・アスファルト工場の早期再稼働を支援
能登半島地震では、初動や支援における道路の重要性が再認識されました。寸断箇所の啓開にあたる建設業者の尽力はもちろんですが、その後の応急復旧には補修資材が欠かせません。大手プラントメーカーの日工は2025年度、取引先の生コン・アスファルト工場が資材供給を継続するための支援強化に乗り出します。
2025/04/14
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方