2024/05/10
防災・危機管理ニュース
情報通信研究機構(NICT)は10日、太陽で今月8日以降、大規模なフレア(表面の爆発現象)が複数回起きたと発表した。
NICTによると、爆発で放出されたコロナ(太陽の上層大気)のガスが10日夜以降、順次地球周辺に到達する見込みで、今後数日間、短波通信や通信・放送衛星などの障害、全地球測位システム(GPS)の誤差増大などが生じる恐れがあるという。
NICTの担当者は「スマートフォンのGPSは基地局との距離などで補正しているので影響はないと思う。衛星運用などへの障害から、間接的な影響が生じる可能性があることは知っておいてほしい」と話している。
〔写真説明〕米航空宇宙局(NASA)の太陽観測衛星が2012年1月23日に捉えた太陽フレア(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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