2024/04/09
防災・危機管理ニュース
【ワシントン時事】米、英、オーストラリア3カ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」は8日、「日本との協力を検討している」と発表し、先端軍事技術の開発で日本と連携する考えを示した。極超音速兵器や人工知能(AI)などの分野で日本と連携し、インド太平洋で覇権主義的な動きを強める中国に対抗する狙いがある。10日に行われる日米首脳会談でも議題になる見通し。
AUKUSは、豪州の原子力潜水艦配備に向けた協力を「第1の柱」、先端軍事技術の共同開発を「第2の柱」に位置付けている。豪州の原潜配備に関してはこれまで通り米英豪3カ国に限定し、第2の柱で日本との協力を模索する。
米英豪3カ国の国防相は共同声明で「志を同じくするパートナーを参加させることは、先進的な軍事能力の強化に役立つと確信している」と表明。年内にも参加国拡大に向けて協議を始めると明らかにした。
〔写真説明〕マールズ豪国防相(左)、オースティン米国防長官(中央)、シャップス英国防相=2023年12月、米カリフォルニア州(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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