2024/03/27
ニュープロダクツ

ポータブル電源ソリューションを提供するBLUETTIは、IP65準拠の防水・防塵性能を備えた全天候型ポータブル電源「AC240」を販売する。安全で信頼性の高いリン酸鉄リチウム電池(LFPバッテリー)を備え、最大100%の放電深度まで出力できるほか、電力容量の増加、並列接続、急速充電などに対応するもの。
同製品は、IP65水準の設計により、ほこりを通さず、あらゆる角度からの低圧水流に耐えられる。特許取得済みの技術と安全装置の採用によって水の侵入を防ぎ、万が一、水が侵入した場合でも、内蔵の排気ファンによって水が素早く排出され、放熱システムによって急速に蒸発する。
出力は2000ワットで、冷蔵庫、エアコン、電子レンジ、ヒーター、コーヒーメーカーなどの多くのデバイスに給電できる。パワーリフティングモードを使うことで最大3600ワットの供給が可能。出力ポートは、ACコンセント×3個、L5-30Rポート×1個、シガーソケット×1個、USB-A×2個 、USB-C×2個。
LFPバッテリーの容量は1536ワットアワーで、20立方フィートの冷蔵庫(1.2キロワットアワー/日)を1日以上使用できる。また、最大4つの「B210」拡張バッテリー(各 2150ワットアワー)を接続することで容量を拡張できる。3つのDC出力と充電オプションを備えたパワーバンクとして独立稼動させることも可能。
さらに、停電時に20ミリ秒以内で自動的にバッテリー電源に切り替える応答性の高いUPS機能を備えており、屋内外での無停電電源供給のためのソリューションにもなる。
入力は、AC2000ワットの高速モード(オプションのケーブルが必要)の場合、100分でフル充電できる。同社製の折りたたみ式ソーラーパネルで1200ワットの太陽光を取り込んだ場合、最短1.2時間で満充電できる。
同製品は、AIを活用したバッテリー管理システム「BLUETOPUS AI-BMS」を搭載し、安全な操作、最適なパフォーマンス、および寿命の延長を可能にする。これにより、約10年間の使用に相当する3500回の充電サイクルに耐えた後でも、元の容量の80%を維持できる。そのほか、アプリ制御のサポートにより、電源の管理、充電速度の調整、UPSモードの切り替えなどが可能となっている。
同製品の保証期間は6年。重量は33キログラム。サイズは標準的な電子レンジ程度。容量1843ワットアワーのハイエンドモデル「AC240P」も販売する。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
DXを加速するには正しいブレーキが必要だ
2月1日~3月18日は「サイバーセキュリティ月間」。ここでは、企業に押し寄せているデジタルトランスフォーメーション(DX)の波から、セキュリティーのトレンドを考えます。DX 時代のセキュリティーには何が求められるのか、組織はどう対応していくべきか。マクニカ ネットワークスカンパニー バイスプレジデントの星野喬氏に聞きました。
2025/03/09
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/03/05
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/03/04
-
-
-
トヨタが変えた避難所の物資物流ラストワンマイルはこうして解消した!
能登半島地震では、発災直後から国のプッシュ型による物資支援が開始された。しかし、物資が届いても、その仕分け作業や避難所への発送作業で混乱が生じ、被災者に物資が届くまで時間を要した自治体もある。いわゆる「ラストワンマイル問題」である。こうした中、最大震度7を記録した志賀町では、トヨタ自動車の支援により、避難所への物資支援体制が一気に改善された。トヨタ自動車から現場に投入された人材はわずか5人。日頃から工場などで行っている生産活動の効率化の仕組みを取り入れたことで、物資で溢れかえっていた配送拠点が一変した。
2025/02/22
-
-
現場対応を起点に従業員の自主性促すBCP
神戸から京都まで、2府1県で主要都市を結ぶ路線バスを運行する阪急バス。阪神・淡路大震災では、兵庫県芦屋市にある芦屋浜営業所で液状化が発生し、建物や車両も被害を受けた。路面状況が悪化している中、迂回しながら神戸市と西宮市を結ぶ路線を6日後の23日から再開。鉄道網が寸断し、地上輸送を担える交通機関はバスだけだった。それから30年を経て、運転手が自立した対応ができるように努めている。
2025/02/20
-
能登半島地震の対応を振り返る~機能したことは何か、課題はどこにあったのか?~
地震で崩落した山の斜面(2024年1月 穴水町)能登半島地震の発生から1年、被災した自治体では、一連の災害対応の検証作業が始まっている。石川県で災害対応の中核を担った飯田重則危機管理監に、改めて発災当初の判断や組織運営の実態を振り返ってもらった。
2025/02/20
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方