新潟県村上市の「三幸製菓」荒川工場で2022年2月、従業員ら6人が死亡、1人が負傷した火災で、同社は22日、業務上過失致死傷容疑で書類送検された佐藤元保最高経営責任者(CEO)(53)が今月末で辞任すると発表した。山下仁最高執行責任者(COO)が代表取締役社長に就任する。
 火災は22年2月11日に発生。60~70代のアルバイト女性4人と20代の男性社員2人が死亡、1人が負傷した。
 県警は今年2月、同社が防火対策を怠ったなどとして、佐藤氏や当時の工場長ら計4人を書類送検した。
 佐藤氏は「再発防止策を全ての生産拠点において実施・継続できる体制の構築ができた。新たな体制に移行しても会社一丸となって再発防止策を徹底し、安全に対する取り組みが継続される」などとコメントした。 
〔写真説明〕三幸製菓の佐藤元保最高経営責任者(CEO)=2022年5月、新潟市北区

(ニュース提供元:時事通信社)