2025/01/02
防災・危機管理ニュース
【シリコンバレー時事】トランプ次期米大統領の一族企業が経営する西部ネバダ州ラスベガスのホテル前で1日、電気自動車(EV)大手テスラのピックアップトラックが爆発・炎上した。車内にいた1人が死亡し、7人が軽傷を負った。警察と連邦捜査局(FBI)は、テロの可能性も視野に捜査している。
警察によると、1日午前8時40分ごろ、テスラの「サイバートラック」が爆発したとの通報があった。当局者は「サイバートラック、トランプホテル、多くの疑問がある」と述べた。テスラのマスク最高経営責任者(CEO)は2024年の大統領選でトランプ氏を積極支援した。
マスク氏はX(旧ツイッター)に「車両内に持ち込まれた巨大な花火か爆弾によって爆発が起きたと確認した」と投稿。レンタカーとして貸し出され、車両自体に問題はなかったと指摘した。
警察は記者会見で、南部ルイジアナ州ニューオーリンズで1日に発生したテロ事件に言及。事件では、群衆に突っ込んだ車から過激派組織「イスラム国」(IS)の旗が見つかっている。
現場となったトランプ・インターナショナル・ホテル・ラスベガスは、目抜き通り「ラスベガス・ストリップ」の近く。一族企業のホームページによると、同ホテルは64階建てで08年に開業した。
〔写真説明〕1日、米西部ネバダ州ラスベガスにあるトランプ・インターナショナル・ホテル・ラスベガス前で、爆発・炎上した電気自動車(EV)大手テスラのピックアップトラック(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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