地域のステークホルダーが助け合い、地域全体の防災力向上に貢献するための防災備蓄の最適化を図る

BELLグループのmilabは、地域のステークホルダーが平時の段階から災害時を想定して助け合いながら、防災力向上に貢献するための防災備蓄最適化サービス「SMART STOCK」を提供する。自治体向けの「SMART STOCK for Government」、企業向けの「SMART STOCK for Enterprise」、マンション向けの「SMART STOCK for Mansion」の3つを展開する。

「SMART STOCK for Government」では、地域のステークホルダー同士の連携による自治体の防災備蓄管理の課題解決を提案する。具体的には、(1)自治体同士の広域連携の推進、(2)官民連携による民間流通在庫を活用した防災備蓄品のローリングストック化、(3)民間事業者による管理代行、の3つの仕組みを提案する。

具体的には、同社の防災備蓄管理システム「BxLink(ビーリンク)」を通じて、備蓄品の購入計画策定、棚卸等の管理、備蓄管理システムへのデータ入力、期限切れ間近の備蓄品の回収まで一気通貫で支援する。同システムは、内閣府の物資調達・輸送調整等支援システムへのデータ同期機能を備えており、常に最新のデータを使って都道府県へ報告できるほか、広域連携機能によって他の自治体や連携協定先の企業とのデータ共有もスムーズに行える。

また、(2)では、自治体の防災備蓄計画の中で想定すべき流通備蓄に関する仕組みとして、自治体と民間企業の間で、流通在庫として確保する備蓄品と数量を決め、流通事業者が多めに確保する在庫に対する費用を保管料等の名目で毎年支払うという「みなし備蓄」スキームを提案する。

「SMART STOCK for Enterprise」では、複数の備蓄拠点を構える企業グループに対して、備蓄品の選定から期限切れ間近の備蓄品の回収・寄付までをトータルで支援する。

「SMART STOCK for Mansion」では、マンションの自助・共助の備蓄の最適化と、管理会社をはじめとする備蓄担当者の負担軽減のためのソリューションを提供する。同社が、備蓄品の選定・提案から搬入・棚卸、消費期限が近づいた品物の回収までの一切の作業を代行し、同社から購入した備蓄品だけでなく、既存の備蓄品の管理も引き受ける。また、備蓄食や水も含めた備蓄品の分割払いに対応することで、管理組合による支出の平準化を支援する。

さらに、共用部に配置した備蓄品を一元管理するための専用システムを提供する。入居者は、入居者向けアプリを通じて共用部の備蓄状況を確認しながら、自宅での備蓄も計画できるようになる。家庭にある備蓄品の数量や消費期限を登録しておくことで、適切な入替タイミングなどをアプリがアドバイスする。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部