2024/02/14
防災・危機管理ニュース
自民党は14日、「食料安全保障に関する検討委員会」などの合同会議を開き、異常気象などで食料が不足する事態に備える食料供給困難事態対策法案を了承した。政府は、民間事業者に対し、出荷や生産の計画の届け出を求めたり、生産の拡大・転換を指示したりできる。計画を届け出ない事業者には20万円以下の罰金を科す。
新法案では、政府が首相を本部長とし、全閣僚が参加する対策本部を設置。対策本部は、コメや小麦など重要な食料が大幅に不足する場合や、最低限必要な食料が不足する場合に宣言を出し、安定供給確保のための措置を講じる。
合同会議では、農地転用の手続き厳格化や農地を保有できる農業法人の経営基盤強化などを盛り込んだ法改正案も了承された。政府は、「農政の憲法」と呼ばれる食料・農業・農村基本法改正案とともに関連法案を今国会に提出し、成立を目指す。
(ニュース提供元:時事通信社)
- keyword
- 食料安全保障
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方