2024/01/21
防災・危機管理ニュース
【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザの保健当局は21日、ガザでの死者が2万5105人になったと発表した。ガザを実効支配していたイスラム組織ハマスは昨年10月、イスラエルを急襲。これを受けてイスラエルは、「ハマス壊滅」を目指しガザへの攻撃を続けており、死者数の増加に歯止めがかからない状態だ。
イスラエル軍はガザでの「集中的作戦」について、北部では終了し、南部でも「近く終わる」としている。ただ、現地では激しい戦闘が続き、イスラエル軍は21日、前日の作戦で「ガザ北部でテロリスト15人を排除した」と発表。南部ハンユニスでも戦闘員を殺害したほか、大量の武器を発見したと説明した。
ガザ当局の発表では連日100人以上のパレスチナ人が死亡しており、当局は、死者の7割は女性や子供だと主張している。
戦闘が長期化する中、イスラエルでは作戦の在り方を巡りネタニヤフ政権と軍部の間に溝が生じているもようだ。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は20日、軍高官4人が同紙に対し、ハマス壊滅とガザで拘束されている人質の解放という政府の目標は「矛盾している」と語ったと報じた。現役の軍高官による政権批判は異例だ。
〔写真説明〕21日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで、イスラエルの爆撃後に立ち上る黒煙(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方