2024/01/19
防災・危機管理ニュース
【イスタンブール時事】イラン外務省は18日夜、パキスタンによるイラン領内への攻撃を受けて、「イランとパキスタンの善隣友好政策を堅持する。敵が両国の友好的な関係を緊張させるのは許さない」との声明を発表した。攻撃は非難しつつも、近隣国との関係維持の方針を強調することで情勢緊迫化を防ぎ、国内の動揺を抑えたい思惑もあるとみられる。
声明では、パキスタンが国境地帯でイラン人以外に対する無人機攻撃を加えたことを「均衡を欠き、受け入れられない」と反発した。一方で、「イランは兄弟国のパキスタン政府と武装テロリストを区別している」と指摘。「シオニスト(イスラエル)による虐殺と犯罪がイスラム世界に影響を及ぼす最大の問題である時に、敵やテロリストが善隣関係を汚すことは認めない」と強調した。
また、パキスタン外務省によると、ジラニ外相は19日、イランのアブドラヒアン外相と電話会談し、「相互信頼と協力の精神」に基づき、安保問題での一層緊密な協力の必要性を強調した。
〔写真説明〕イラン(写真左、AFP時事)とパキスタンの国旗(EPA時事)(資料写真)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方