【北京時事】中国国家統計局が17日発表した2023年の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年比5.2%増加した。政府目標の「5%前後」はぎりぎり達成したものの、当初見込まれた「ゼロコロナ政策」の終了を受けた大きな反動増にはならなかった。
 中国経済は22年、新型コロナウイルスを徹底的に封じ込めるゼロコロナ政策に伴う行動制限で混乱し、GDPは3.0%増にとどまった。23年はゼロコロナ政策解除で景気が急回復し、市場ではGDPは6%増程度に達するとの期待感があった。 

(ニュース提供元:時事通信社)